macOS での CZI

Mac で CZI ファイルを開く方法

SlideScope は Zeiss の CZI ファイルを、macOS 14 以降の Apple Silicon Mac と Intel Mac でネイティブに開けます。すべてのシーン、チャンネル、Z 平面、時点を、ファイルに記録されたピクセルサイズとともに表示します。表示中のシーン、またはすべてのシーンを 1 つの OME-TIFF ファイルに書き出せます。ZEISS の無料ビューア ZEN lite は Windows 専用です。Windows をお使いですか?Windows と Mac で CZI ファイルを開く方法をご覧ください。

シーン、チャンネル、Z、時間OME-TIFF 書き出しApple Silicon と Intel

Mac に SlideScope を入れる

  1. お使いの Mac に合った macOS 版をダウンロードします:Apple Silicon(M シリーズ)または Intel。ダウンロードページで適切な方を推奨します。
  2. DMG を開き、SlideScope を Applications にドラッグします。macOS インストールガイドでは、初回起動時に macOS から確認を求められた場合の対処も含め、すべての手順をスクリーンショット付きで説明しています。
  3. 内蔵ライブラリのサンプルか、ご自身のスライドを開きます。内蔵のサンプルライブラリは、すべてのツールとともに無料でお使いいただけます。ご自身の画像を開くにはサブスクリプションが必要です。サブスクリプションは、チェックアウトで選択した場合にのみ開始されます。

マルチシーン CZI ファイル:すべてのシーンを表示し、OME-TIFF に書き出す

CZI には複数のシーンを保存できます。プレートのウェル、タイル領域、スライドのスキャン領域などです。SlideScope は各シーンを個別に、またはすべてをまとめて表示し、表示中のシーンまたはすべてのシーンを OME-TIFF に書き出します。以下の動画と手順では、公開されている 2 シーンのサンプルファイルを使っています。

ワークフロー全体を見る(1 分 41 秒)

2 シーンの CZI を開き、シーンを切り替え、XY Overview、チャンネル、Details を確認し、1 つのシーンとすべてのシーンを書き出して、OME-TIFF を開き直します。ナレーションは英語、字幕はサイトの全言語に対応しています。Windows 版 SlideScope 1.8.56 で収録しました。macOS 版にも同じ操作があります。収録後の更新:ご自身の画像を開いて書き出すには、現在はサブスクリプションが必要です。内蔵サンプルは引き続き、すべてのツールとともに無料でお使いいただけます。
文字起こし

CZI ファイルには複数のシーンを保存できます。プレートのウェル、タイル領域、スキャン領域などです。それぞれを表示し、OME-TIFF として書き出す方法を紹介します。

2 つのシーンを持つ CZI を直接開きました。変換は不要です。Scene コントロールで、シーンを 1 つずつ切り替えられます。シーン 2 はウェル D7、シーン 1 はウェル D6 です。XY Overview は、すべてのシーンを記録された位置に配置します。この 2 つのウェルは 9 mm 離れています。

チャンネルを 1 つのビューに重ね合わせます。チャンネルをオフにすると、そのチャンネルの寄与がわかります。ズームインしても、スケールバーは校正されたままです。Details には、ピクセルサイズ、チャンネル、取得設定が表示されます。

書き出すには、File を選び、Export Current Image as TIFF を選びます。1 つのシーンを表示している間は、そのシーンだけが書き出されます。開始前に、書き込まれるピクセルサイズ、チャンネル、圧縮方式を確認できます。すべてのシーンを書き出すには、先に XY Overview をオンにします。すべてのシーンが 1 つの OME-TIFF ファイルに入り、各シーンはその中の個別の画像になります。

結果を開きます。両方のシーンが画像 1 と画像 2 として入っています。ピクセルサイズとチャンネル名も引き継がれています。

無料アカウントがあれば、トライアルの前にローカル画像を開いて表示できます。書き出しには 3 日間のトライアルまたはサブスクリプションが必要です。大きなタイルスキャンは、フルスキャンではなくオーバービューの解像度で書き出されます。macOS と Windows で同じアプリです。この映像は Windows で収録しました。

ステップ 1

CZI ファイルを開く

File › Open File…(Windows では Ctrl+O、Mac では ⌘O)を選ぶか、.czi ファイルをウィンドウにドラッグします。最初のシーンがすぐに表示されます。何も変換されず、ファイルがアップロードされることもありません。

ステップ 2

シーンを順に表示する

複数のシーンを持つファイルでは、画像の下に Scene コントロールが表示されます。− と + を使うか、番号を入力します。各シーンは、ウェル(D6、D7)やタイル領域など、ファイル内の独自のサイズと名前を保持します。

CZI ファイルの 2 シーン中シーン 2 を表示し、画像の下の Scene コントロールが 2 of 2 になっている SlideScope。
ステップ 3

XY Overview ですべてのシーンを見る

Scene コントロールの隣にある XY Overview をクリックするか、View › XY Overview(Ctrl+Shift+X)を選びます。すべてのシーンが、間の空白も含めて記録された位置に描画されます。シーンをクリックすると選択され、ダブルクリックすると開きます。9 mm 離れたウェルのように遠く離れたシーンは、最初は小さなタイルとして表示されるので、ズームインして確認してください。

サンプルの 2 つのシーン(D6 と D7)を、9 mm 離れた記録位置に表示している XY Overview。
ステップ 4

チャンネル、ピクセルサイズ、メタデータを確認する

Display で Blend channels into one view にチェックを入れるとカラーのコンポジットになり、個別のチャンネルをオフにすることもできます。Details には、ピクセルサイズ、次元、現在のシーンとそのサイズが表示されます。明るさ、コントラスト、色の変更は表示にだけ反映され、保存されたピクセルは変更されません。

ピクセルサイズ 100 nm、2 チャンネル、2 つの XY 位置、現在のシーン 1 of 2(D6)を表示している Details パネル。
ステップ 5

File › Export Current Image as TIFF を選ぶ

File › Export Current Image as TIFF…(Ctrl+Shift+C)を選びます。フォルダーと名前を指定します。SlideScope は末尾が .ome.tif の名前を提案します。

File メニューを開き、Export Current Image as TIFF が強調表示されている画面。
ステップ 6

1 つのシーン、またはすべてのシーンを書き出す

1 つのシーンを表示している間は、そのシーンだけが sample_scene-2.ome.tif のような名前で書き出されます。すべてのシーンを書き出すには、先に XY Overview をオンにします。すべてのシーンが 1 つの OME-TIFF ファイルに入り、それぞれが独自のサイズの個別の画像になります。何かが書き込まれる前に、サイズ、ピクセルサイズ、チャンネル、圧縮方式を示す確認画面が表示されます。

シーン 2(D7)の書き出し確認画面:単独でフル解像度のまま、ピクセルサイズ 0.1 µm、チャンネル名と色を記録した可逆 OME-TIFF として書き出されます。
ステップ 7

結果を開く

書き出しが完了したら Open Exported TIFF をクリックします。SlideScope は書き出された各シーンを画像として表示し、Image コントロールで順に切り替えられます。Fiji の Bio-Formats など、1 つのファイルに複数の画像を持てる OME-TIFF リーダーでは、それぞれが別のシリーズとして一覧表示されます。

書き出した OME-TIFF を SlideScope で開き直し、画像 2 of 2 を 20 µm のスケールバーが保たれた状態で表示している画面。

書き出された OME-TIFF の内容

  • ファイルは 1 つです。表示中のシーンを書き出すと 1 枚の画像が書き込まれ、XY Overview から書き出すと、すべてのシーンが同じファイル内の個別の画像として、それぞれ独自のサイズで書き込まれます。シーンごとに 1 ファイルが作られるわけではありません。
  • ピクセルは変更されずに、可逆圧縮(Deflate)で書き込まれます。明るさ、コントラスト、ガンマは表示設定であり、書き出しには適用されません。
  • マイクロメートル単位のピクセルサイズ、Z スタックがある場合は Z ステップ、CZI に記録されたチャンネル名、ビューアで現在設定されているチャンネルの色。ピクセルサイズが記録されていないファイルは、ピクセルサイズなしで書き出されます。SlideScope が校正値を作り出すことはありません。
  • 解像度:メモリに収まるシーンはフル解像度で書き出されます。スライドスキャナーの領域のような大きなタイルスキャンは、オーバービューの解像度で書き出されます。確認画面には 1:8 などの比率が表示され、記録されたピクセルサイズもそれに合わせて換算されます。フル解像度のスキャンは、SlideScope で領域ごとに引き続き表示できます。
  • 幅または高さが 4,096 ピクセルを超える単一の書き出し画像には、低解像度のピラミッドレベルも追加されます。複数の画像を含むファイルには追加されません。2 GiB を超えるファイルは BigTIFF として書き込まれます。
  • コピーされないもの:CZI の取得メタデータのその他の部分と、ステージ座標としてのシーンの位置。元の CZI はアーカイブ用のファイルとして保管してください。
XY Overview からの書き出し確認画面:ファイルには 2 つのシーンが含まれ、それぞれが OME-TIFF 内の個別の画像として、独自のサイズ、可逆圧縮、画像ごとのピクセルサイズ、チャンネル名、色とともに書き込まれます。

必要なもの

Windows 10 または 11、あるいは Apple Silicon または Intel の macOS 14 以降。内蔵のサンプルライブラリは、すべてのツールとともに無料でお使いいただけます。ご自身の画像を開くにはサブスクリプションが必要です。サブスクリプションは月額 $35.00 で、書き出しも含まれます。

おかしいと感じたら

1 つのシーンしか表示されない

シーンを順に切り替えられるのは、ピクセル型が同じで、チャンネル、Z 平面、時点も同じ場合です。そうでない場合、SlideScope は最初のシーンを表示し、その理由を Details に示します。想定と違う場合は、ファイルをお送りください。

色が ZEN と異なる

チャンネルの色は、ファイルに記録されている場合はそこから取得されます。Display › Channel colour… で変更でき、書き出しには設定した色が記録されます。

書き出したファイルがスキャンより小さい

大きなタイルスキャンはオーバービューの解像度で書き出され、何かが書き込まれる前に確認画面でその旨が表示されます。フル解像度のスキャンは SlideScope で引き続き表示できます。

書き出し時にサブスクリプションを求められる

内蔵サンプルでは、書き出しを含むすべてのツールが無料で使えます。ご自身の画像の書き出しにはサブスクリプションが必要です。

動画とスクリーンショットのサンプル:czitools のサンプルデータ(Sebastian Rhode / ZEISS、GPL-3.0)の S2_3x3_CH2.czi。DAPI と EGFP の 3 × 3 モザイクの 2 シーンです。顧客データは含まれていません。

CZI 対応のテスト状況

2026-09-18 に実施し公開した形式テストでは、CZI ファイル 48 個中 48 個すべてが開き、最大 8 チャンネル、56 Z 平面、10 時点を含んでいました。最大のファイルは 4.5 GB でした。これは出荷版ローダーを対象とした当社自身のテストで、生データとともに公開していますが、独立した認証ではなく、サンプルファイルが実際に使われているすべての CZI のバリエーションを網羅しているわけでもありません。公開テストファイルにはマルチシーンのウェルプレートやタイル領域は含まれていますが、スライドスキャナーのマルチシーン CZI は含まれていないため、そのケースの検証範囲は限られています。形式ベンチマークと互換性リファレンスをご覧ください。

Mac で CZI を開くその他の方法

ツール適した用途注意点
SlideScopeMac での CZI ファイルの表示、レビュー、計測、書き出しを、ND2、SVS などの形式と合わせて行う場合。ビューア兼レビューツールです。スクリプトやカスタム解析パイプラインには対応していません。
Fiji / ImageJ(Bio-Formats 使用)プラグインとマクロを備えた無料のオープンソース解析ツール。macOS で CZI を読み込めます。解析プラットフォームで、各シーンはインポートダイアログからシリーズとして読み込まれます。
QuPath無料の全スライド解析ツール。Bio-Formats 経由で CZI を読み込みます。多次元スタックのすばやいレビューよりも、スライド解析のプロジェクトを中心に設計されています。
ZEISS ZEN liteベンダーの無料ビューアで、取得ソフトウェアに最も近い存在です。Windows 専用のため、Windows のない Mac では選択肢になりません。

質問

Mac で CZI ファイルを開けますか?

はい。SlideScope は、macOS 14 以降の Apple Silicon Mac と Intel Mac で、複数のシーン、チャンネル、Z 平面、時点を含むファイルも含めて CZI ファイルをネイティブに開けます。Bio-Formats を入れた Fiji でも Mac で CZI を開けます。ZEISS の無料ビューア ZEN lite は Windows アプリケーションです。

CZI ファイルのすべてのシーンを見るには?

画像の下にある Scene コントロールでシーンを順に切り替えるか、XY Overview をオンにして、すべてのシーンを記録された位置で表示します。各シーンは独自のサイズと名前を保持します。

CZI のシーンを OME-TIFF に書き出せますか?

はい。File › Export Current Image as TIFF で、表示中のシーン、または XY Overview がオンのときはすべてのシーンを書き出せます。各シーンは 1 つの OME-TIFF ファイル内の個別の画像になり、可逆圧縮で、ピクセルサイズとチャンネル名も保持されます。ご自身のファイルの書き出しにはサブスクリプションが必要です。内蔵サンプルは無料で書き出せます。

SlideScope は ZEISS と提携していますか?

いいえ。SlideScope は独立した製品であり、ZEISS とは提携していません。製品名は、ファイル形式および比較の検索意図を説明するためにのみ使用しています。

独立性

SlideScope は ZEISS と提携していません。ZEISS、ZEN、CZI の名前は、ファイルの互換性を説明するために記載しています。SlideScope は研究、教育、レビューのためのものであり、診断用ではありません。

SlideScope が適しているケース

Mac でも Windows PC でも、多くのベンダーのスライドや顕微鏡ファイル(SVS、NDPI、MRXS、CZI、ND2、LIF、VSI、DICOM など)を開き、校正済みの単位で計測し、コードを書かずに核や細胞を計数できるネイティブのデスクトップアプリを 1 つにまとめたい場合、そしてすべてのファイルをご自身のコンピューターに置いたままにしたい場合は、SlideScope をお選びください。

SlideScope は無料のサンプルライブラリが付属する有料アプリです。内蔵サンプルではすべてのツールが使え、ご自身の画像を開くにはサブスクリプション(PayPal またはカード)が必要です。Windows で 1 つのベンダーの形式しか開かないのであれば、そのベンダーの無料ビューアで十分な場合もあります。スクリプトによる解析が目的なら、QuPath と Fiji は無料のオープンソースです。

ご自身の CZI ファイルで試す

内蔵のサンプルライブラリは、すべてのツールとともに無料でお使いいただけます。ご自身の画像を開くにはサブスクリプションが必要です。サブスクリプションは月額 $35.00 で、ご登録時に請求されます(PayPal またはカード)。アカウントからいつでも解約できます。

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