現在の互換性一覧表
この一覧表は、現在の SlideScope アプリケーションの振り分けとリーダーの動作に基づいています。一次スクリーニングの参考としてお使いいただき、そのうえで、チームが使っている顕微鏡、スキャナー、ソフトウェアのバージョン、圧縮設定そのもので作成した代表的なファイルでテストしてください。
| 形式ファミリー | 対応する拡張子 | リーダーの動作 | 重要な確認事項 |
|---|---|---|---|
| ZEISS CZI | .czi |
時間、Z、チャンネル、Y、X の次元を正規化し、取得されている場合は撮影メタデータと空間キャリブレーションを読み取ります。ピクセル型と軸が共通するシーンは、それぞれ固有のサイズで、切り替え可能な個別のシーンになり、XY Overview でまとめて表示できます。表示中のシーン、またはすべてのシーンを OME-TIFF にエクスポートできます。 | シーン、モザイク、一般的でないサブブロック構成、非常に大きな撮影データをテストしてください。 |
| Nikon ND2 | .nd2 |
時間、Z、チャンネル、画像サイズを対応付けます。複数のステージ位置は専用のコントロールを持つ独立した位置軸になり、XY Overview では記録されたステージ座標に配置されます。 | 位置と時間の解釈、RGB のレイアウト、メタデータ、NIS-Elements の正確な世代を確認してください。 |
| Aperio SVS | .svs |
TIFF ベースの全スライドピラミッドの各レベルを読み込み、メモリの制約内で扱える表示レベルを選びます。 | JPEG/JPEG 2000 コーデック、ピラミッドの完全性、スキャナーのメタデータ、必要な解像度レベルを確認してください。 |
| TIFF と OME-TIFF | .tif, .tiff |
利用できる場合は、時間、Z、チャンネル、Y、X などの名前付きの軸を使います。OME-TIFF と ImageJ のメタデータ、および空間スケールがあれば認識します。通常のマルチページ TIFF のすべてのページにアクセスできます。 | TIFF は柔軟なコンテナです。圧縮方式、BigTIFF のサイズ、ピラミッド、軸、メタデータが保持されているかを確認してください。 |
| ベンダーのスキャナースライド | .ndpi、.mrxs、.scn、.bif、.vms、.vmu、.svslide、.qptiff、.avs |
OpenSlide バックエンドを通じてスキャナー独自の画像ピラミッドを読み込み、画面上の領域に合ったレベルを読み込みます。スケールバー、計測、注釈は、どのズームレベルでもスキャナーのミクロン単位のキャリブレーションを使います。1.10.0 からは JPEG XR で圧縮された NDPI スライドや、OpenSlide で読めない Leica SCN と Ventana BIF のスライドも開けます。1.20.0 からは、NDP.view で描いた注釈(.ndpi の横にある .ndpa ファイル)がスライド上に表示され、ご自身の計測にコピーできます。 |
MRXS、VMS、VMU はインデックスファイルの横にある付属フォルダーにピクセルデータを保存するため、ローカルストレージからのみ開くことができ、リモートリンクでは受け付けられません。OpenSlide で読めない BIF スライドでは、タイルの継ぎ目はまだ結合されません。代表的なスライドでピラミッドの完全性とベンダーのメタデータを確認してください。 |
| Hamamatsu NDPIS(1.10.0 から) | .ndpis |
Hamamatsu の蛍光セットを、実際のチャンネル名と色のまま開き、スキャナーのキャリブレーションに基づいて µm 単位で計測できます。 | 代表的なセットで、チャンネル名、色、キャリブレーションをスキャナーのソフトウェアと照合してください。 |
| Olympus/Evident VSI(1.10.0 から) | .vsi |
複数のスキャン領域を持つスライドを含め、cellSens の全スライド画像と蛍光画像を開きます。各スキャン領域はそれぞれのピクセルサイズで計測され、Details パネルには対物レンズ、実際のチャンネル名と色、撮影日などの記録されたメタデータが表示されます。 | チームが使っている cellSens のバージョンで作成した、複数領域のスライドと蛍光スキャンをテストしてください。 |
| Olympus FluoView(1.10.0 から) | .oib、.oif、.oir |
FluoView の共焦点ファイルを、実際のチャンネル名と色、µm 単位の焦点面、実時間(秒)のタイムポイントで開きます。Details パネルには対物レンズ、レーザー、検出器とゲイン、ピンホールなどの記録された設定が表示されます。 | 代表的な撮影データで、チャンネル、Z、時間の解釈を FluoView と照合してください。 |
| Zeiss ZVI と LSM(1.10.0 から) | .zvi, .lsm |
AxioVision の ZVI ファイルと、LSM 510 から LSM 980 までの LSM 共焦点ファイルを、実際のチャンネル名と色、µm 単位の焦点面で開きます。Details パネルには対物レンズ、露光、レーザー、検出器、ピンホールなどの記録された設定が表示されます。 | チームが保管している AxioVision や ZEN の各世代のファイルをテストしてください。 |
| Leica LIF、LOF、XLEF | .lif、.lof、.xlef、.xlif、.xlcf |
LAS X のファイルを開きます。LOF ファイルと、XLIF・XLCF の各パーツを含む XLEF プロジェクトは 1.10.0 から開けるようになり、同じリリースで LIF への対応も強化されました。タイルスキャンや複数位置の撮影データは位置として開き、1 つずつ切り替えるか、XY Overview で記録されたステージ座標に配置してまとめて表示できます。 | XLEF プロジェクトが参照するファイルはまとめておき、代表的なタイルスキャンでステージ上の配置を確認してください。 |
| DeltaVision(1.10.0 から) | .dv、.r3d |
デコンボリューション済みの D3D 画像を含む DeltaVision ファイルを、チャンネル、µm 単位の焦点面、秒単位のタイムポイントで開きます。Details パネルには対物レンズ、露光、フィルターなどの記録された設定が表示されます。 | 後工程で生データとデコンボリューション済みデータの両方を使う場合は、同じ撮影から得た両方のファイルを比較してください。 |
| MetaMorph(1.10.0 から) | .stk、.nd、MetaSeries .tif |
STK スタック、MetaSeries の TIFF ファイル、多次元撮影の .nd セットを開きます。.nd セットは 1 つの画像として開き、波長はチャンネルに、タイムポイントはタイムシリーズになり、ステージ位置は 1 つずつ切り替えるか、XY Overview でまとめて表示できます。 |
.nd セットに記載された TIFF や STK ファイルは、そのセットの横に置いておいてください。 |
| OME-Zarr(1.10.0 から) | .zarr フォルダー |
OME-NGFF 0.4 と 0.5 の画像を開きます。すべてのウェルと視野を含む HCS プレートや、OME-XML メタデータ付きの bioformats2raw の出力にも対応します。プレートのウェルは 1 つずつ切り替えるか、XY Overview でまとめて表示できます。 | ローカルフォルダーのみ:OME-Zarr はリモートの https リンクからは開けません。 |
| 一般的な画像(1.10.0 から) | .png、.jpg、.jpeg、.jpe、.jfif、.jp2、.j2k、.bmp、.gif、.webp |
PNG、JPEG、JPEG 2000、BMP、GIF、WebP の画像を、顕微鏡ファイルと同じビューアで開きます。 | µm 単位の計測に頼る前に、ファイルにキャリブレーションが記録されているかを確認してください。 |
| Philips iSyntax(1.20.0 から) | .isyntax |
Philips iSyntax の全スライドスキャンを、ピラミッド、ピクセルサイズ、ラベル、マクロ画像とともに開きます。SlideScope はデコードしたピクセルをそのまま表示します。Philips 独自のシャープネス処理、コントラスト強調、カラープロファイルは適用されず、Details パネルにもその旨が表示されます。 | 正確な見た目が重要な場合は、代表的なスライドを Philips のビューアと比較してください。破損したファイルや途中で切れたファイルは、一部だけ開くのではなく、開くこと自体を拒否します。 |
| KFBio KFB(1.20.0 から) | .kfb |
KFBio の明視野全スライドスキャンを、ピラミッドとピクセルサイズとともに開きます。破損したタイルは 1 つ粗いレベルから描画され、SlideScope がその旨を表示します。 | KFBF の蛍光スライドは開けません。スキャナーが撮影しなかった領域は白く表示されます。 |
| ICS/IDS(1.20.0 から) | .ics、.ids |
SVI Huygens や DIPlib の出力などの Image Cytometry Standard 画像を開きます。バージョン 1 の .ics/.ids ペアとバージョン 2 の単一ファイルに対応し、gzip 圧縮されたデータも含め、スケールと軸とともに開きます。ピクセルは Bio-Formats と一致し、Huygens ファイルの向きも Bio-Formats と同じです。 |
.ids ファイルは、対応する .ics ヘッダーの横に置いておいてください。カレンダーの .ics ファイルは識別され、画像としては開かれません。 |
| Gatan DM3 と DM4(1.20.0 から) | .dm3, .dm4 |
Gatan Digital Micrograph の画像を、キャリブレーションと顕微鏡のメタデータとともに開きます。EELS と EDS のスペクトル画像は Energy スライダーでエネルギーを切り替えられ、回折パターンと FFT には計測の代わりに nm⁻¹ 単位の逆空間スケールバーが表示されます。 | 1D スペクトルと 4D-STEM データセットは開けません。 |
| Olympus SIS(1.20.0 から) | .sis、SIS タグ付き .tif |
Olympus analySIS の画像を、ピクセルサイズと記録されたメタデータとともに開きます。 | .sis は Symbian のインストーラーの拡張子でもあるため、実際に TIFF 画像であるファイルだけが開きます。 |
| 標準 DICOM | .dcm、.dicom |
標準的なシングルフレームおよびマルチフレームのデータセットを扱い、時間、Z、チャンネル、フレーム、および一部のメタデータを対応付けます。タイル化された全スライド DICOM は、ネイティブのタイルアクセスを備えた別のピラミッド処理で読み込みます。 | 転送構文とコーデック、SOP クラス、匿名化ポリシー、研究利用の要件を確認してください。 |